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看護部門

2010年度の取り組み

平成22年度看護部院内研修年間計画予定

平成22年度の看護部院内研修年間計画予定を作成しました。イメージをクリックすると拡大します。

平成22年度看護部院内研修年間計画予定 No.1(看護部全体研修)
平成22年度看護部院内研修年間計画予定 No.2(看護補助者研修)

平成22年度看護部院内研修年間計画予定 No.3(新人集合研修)

平成22年度看護部院内研修年間計画予定 No.4(IIa、IIb、IIIa、IIIb、看護副師長研修)


平成22年度看護部総会

H22年5月14日(金)17:15~

看護部総数:186名中、参加者:70名 委任状:89名によりH22年度院内看護部総会及びすずらんの会を開催しました。
最初に、看護部長より平成21年度の総括とその後、今年度の看護部目標が発表されました。今年度の看護部目標は

~患者中心の医療を提供し続ける~

をモットーに看護部一丸となり目標達成に向けて努力していきたいと思います。


新人研修

H22年5月13日(木)

今年度の新人看護師研修を行いました。その時の様子をご紹介します。


学会報告

第16回日本心臓リハビリテーション学会学術集会

演題:「血行再建単独では改善しない重症虚血肢に対しての和温療法の効果」
○坂 真砂子 上田恵子 舟橋博美 長谷川めぐみ 玉 直人 池田正寿 名村正伸

日程:平成22年7月17日~18日
会場:かごしま県民交流センター

一般演題(和温療法の部)で発表させていただきました。
鹿児島大学医学部教授 鄭 忠和教授が症例を重ねている和温療法が、2007年北陸で初めて当院に導入されました。和温療法とは遠赤外線乾式低温サウナを使用し、摂氏60度で15分間過ごし、その後暖めておいた毛布にくるまり、30分間保温しながらリラックスし発汗させる。そして最後に発汗で失った水分を補給して終了します。
これを毎日一日に1回おこなう治療法です。体温上昇に伴う末梢血管拡張効果により心臓に対する負荷が軽減して、慢性心不全に効果があり、また閉塞性動脈硬化症(ASO)にも有効とされています。

今回、重症下肢虚血患者様3例の和温療法での効果を報告しました。
今後もカテーテル治療など血行再建の補完治療としての和温療法の効果が期待されます。


第16回日本心臓リハビリテーション学会学術集会

演題:「心リハ看護師と病棟看護師が垣根を越えて協力していける環境づくり
~心リハ早分かり表を用いての試み~」
○長谷川めぐみ 坂真砂子 上田恵子 高木俊光 玉 直人 名村正伸

日程:平成22年7月17日~18日
会場:かごしま県民交流センター

心臓リハビリテーションとは心血管疾患への包括的かつ継続的な治療ならびに予防戦略とされます。その中で看護師の役割は回復期以降の再発予防や質の高い社会生活を維持するための疾病管理、セルフマネージメントへの支援であり、心リハとは循環器看護の大部分が包含されるといわれています。

今回、患者さんから安静度について心リハ看護師と病棟看護師間で相違があり、そのため困惑する事が多々あると聞き両看護師間で心リハに対する認識に温度差を感じました。それでは患者さんが困惑し、自分の身体に対する不安にも繋がり安心した心リハができないと考え、心リハ看護師から病棟看護師へいくつかの働きかけを行う事で共通の理解が得られたので報告させていただきました。


第12回医療の改善活動 全国大会 in 名古屋

演題:「オムツ交換業務の効率化
○桜井紀子

日程:平成22年10月1日~2日
会場:名古屋大学 豊田講堂

今回、2009年に4階病棟で取り組んだQC活動「オムツ交換業務の効率化」を「第12回医療の改善活動」名古屋での全国大会で発表する機会を頂きました。
「医療の改善活動」全国大会は2日間に渡り3会場で実施されました。発表事例は101事例で16のセッションに分けられ、1つの発表ごとに質疑応答・講評があり、最終日に各セッションごとに優秀賞が選出されました。

私たちの事例は「問題解決型QCストーリー」の「能率の向上」に分類され、2日目に発表しました。講評は「要因分析と対策を2枚のスライドに分けて詳しく掘り下げる方法が好ましいが、対策自体は発想の転換がすばらしく、管理の定着として半年後の確認も行っておりPDCAサイクルを回されていて良かった。」でした。

他病院の事例で興味深かったものは「ベッドサイドで必要な情報を共有しよう」「ノロウイルス感染対策」「たかがベッド柵、されどベッド柵」「食物アレルギー児の誤配膳をなくそう!」「外来透析における糖尿病患者の足病変の把握を充実させ早期発見に努めよう」「ストレスを減らして気持ちよく働こう」などがありました。みなスライドもきれいで、発表方法も工夫されており学びとなりました。
2日目の教育講演で、トヨタインスティテュート部長の吉村一孝氏より「トヨタの問題解決の進め方」と題して講演がありました。トヨタウェイに基づく問題解決の方法として、生産ラインで不良(問題)があれば直ちにストップし知らせる。プロセスの改善が再発防止となる。問題があることは問題ではない。問題は改善の入り口。問題がないことが問題。問題意識を持つこと!目的意識を持つこと!「仕事とは問題解決の繰り返し」「困らないやつほど困ったやつはいない」などの言葉がとても印象に残りました。

QC活動の取り組みも、全国大会での発表も初めてで、このような内容で良いのかなど心配したが、QC活動の進め方やまとめ方、会場の雰囲気、更にトヨタ関連の講演を聴く機会にも恵まれ、多くのものを学ぶ事ができたと思います。業務の中で日々実践していることがQC活動になり得ることもわかりました。

今回、参加・発表の機会をいただきありがとうございました。今後の業務に活かしていきたいと思います。


第9回看護技術学会

「伝達センサーTWC活用のための取り組み-グループワークを取り入れた研修を実施して-」
○西島澄子
TWC活用のフローチャートの開発(第3報)-転倒予防者への使用課題-」
○山下智子

日程:平成22年10月23日~24日
会場:ウインク愛知

第9回学術集会は「看護技術を解剖する-確かな実践に向けて-」をメインテーマに10月23日(土)24日(日)『ウインク愛知』で開催されました。今学会では「解剖」をキーワードに様々な技術・事象を学際的に分析したキーセッションが開催されていました。(「解剖」というテーマには、解剖という用語の1つの意味である、人の心理や物事の条理を細かく分析・研究するという意味があり、看護が多様化・複雑化してきた中で、看護師は看護技術を分析・研究し、自らの看護を一歩前進させるという意味が込められているという趣旨でした)

今回の学会では、転倒・転落予防として当院で作成し活用している伝達センサー(TWC)に関した研究を①「伝達センサーTWC活用のための取り組み-グループワークを取り入れた研修を実施して-」②「TWC活用のフローチャートの開発(第3報)-転倒予防者への使用課題-」として2題、示説で発表してきました。
日頃の看護ケアの成果をこのような学会で発表する機会を得ることができ、また、他病院から多くの意見やご指導を頂き、さらに看護の前進に向け、今後も研鑚を積み重ねていく意欲へとつながった学会参加でした。


私たちの取り組み

平成22年度「わく・ワーク体験」(中学生のキャリア体験)

今年度も中学生におけるキャリア体験を実施しました。

森本中学校 : 6/30~7/2
浅野川中学校: 7/13~7/15
紫錦台中学校: 7/21~7/23

 

各学校から3名ずつ参加され、初めての体験も多くあったかと思いますが、常に笑顔を絶やさず患者さんに接している姿をみて将来的に看護の道を選んでもらえたらと思いました。

浅野川中学校の生徒さんから感想文をいただきましたので、ご紹介します


第1回QC活動発表会

平成22年度 第1回QC活動発表会が9月4日(土)に院内講義室にて開催されました。院長の挨拶から始まりエントリーは4題で、そのうち3題が看護部からのものでした。

1.フローシート処置業務の改善 ―紙も仕事もスリムに!―
2.圧迫コロを探せ! ―たかが140円、されど140円の悩み―
3.STOP!自己抜針! ―今世紀最大の大発明 Magic Roll―

院長の講評でも、どの発表も完成度が高く大絶賛でした。今年度は第2回目が11月に予定されていますがとても楽しみです。より多くのQC活動報告がエントリーされ、盛大な会になるよう皆で取り組んでいきましょう。


感染巡回

今回は一般病棟の巡回を行いました。まず手洗いが十分な時間をかけ、手順通りに行われているかに重点をおきました。流水による手洗い、擦式手指消毒剤による手洗いは正しく行われていました。感染性医療廃棄物、可燃物等の分別が行われているかのチェックも行っています。


5Sパトロール情報

看護部医療安全推進委員会では、平成17年度から5Sパトロールに取り組んでおり、今年6年目を迎えました。

試行錯誤しながらの5年間でしたが、今年度は「5Sパトロールしていることを目標にするのではない」事を認識新たにし、年度の目標を決めてパトロールすることにしました。今年度の目標として、全病棟の診療材料ドロアーの整理・整頓・清掃をチェックし常に清潔に保つことを目標にしてパトロールを実施しています。

診療材料ドロアーには、日頃の治療や処置などに使用する物品が収納されていますが、使用頻度の少ない物品が収納されている引き出しには埃が積もったりすることもあるので、常に清潔に保つことができるように定期的な点検を実施しています。


第2回QC活動発表会

看護部より4題のエントリーがありました。

1.HbA1cの低減・・・院内糖尿病教育委員会
2.下肢損傷予防・・・4階病棟下肢防衛軍
3.今!陰洗ボトル革命・・・ボトルやめっち
4.頭を柔らかくして考えてみたら・・・Nrsとリハのコラボ


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