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2009年度の取り組み

平成21年度看護部院内研修年間計画予定

平成21年度の看護部院内研修年間計画予定を作成しました。イメージをクリックすると拡大します。

平成21年度看護部院内研修年間計画予定 No.1(看護部全体研修、新人全体研修)

平成21年度看護部院内研修年間計画予定 No.2(看護副師長研修、看護補助者研修)


安らげる療養環境を作る活動の紹介

安らげる療養環境を作る活動の一環として今後、季節感を感じていただく為に色々な取り組みをしていきたいと思います。

今回、総合受付前に雛人形を飾りました。以前、療養病棟に入院されていた患者さまの息子さんより寄贈されたものです。こんな立派なものを病棟だけではなく皆さんに見ていただきたいと思い飾りました。


新人看護師研修

平成21年度の新人看護師の研修の様子をご紹介します。

  • 4.27急変時対応

  • 4.27心電計取り扱い

  • 5.21清潔操作1

  • 5.21清潔操作2

  • 5.21清潔操作3

  • 5.21清潔操作4

  • 5.21清潔操作5

  • 5.22人工呼吸器取り扱い1

  • 5.22人工呼吸器取り扱い2

  • 5.22人工呼吸器取り扱い3


平成21年度 看護部院内研修「看護過程 事例検討」

平成21年7月24日(金)  4階病棟担当(医療型療養病棟)

事例

患者さまからの訴えが少なくそれを看護師が遠慮しているのではないかと思い、色々アプローチするが拒否された事例

研修後の感想
今回、看護師と患者さまの関わりをプロセスレコードで振り返ることにより、看護師の行動パターンや患者さまの理解を深めることができ、プロセスレコードの有効性を学べた。
老人看護の特性や入院患者さまの考えていること・自分史を語ることなどを勧め患者さまに接するときは先入観を持たず向き合って話を聞くこと、困ったときにはプロセスレコードを用いて振り返ることが必要だと感じた。

平成21年9月25日(金)  8階病棟担当(一般病棟)

事例

予後不良といわれる疾患を持つ患者に対してのアプローチを今後どのようにするか、看護師間の共通理解を深めサポート方法を検討したい事例

研修後の感想
疾患の経過が長く、入院が長期にわたる患者さまの経過を紙面上にまとめる事で自分達の看護の振り返りやスタッフ間での情報の共有化ができ、また他の病棟からの意見も聞き良い学びの機会となった。私達は本人の力を信じて見守ることを大切に関わってきた。
今後は患者さま・ご家族が参画した看護計画を立案し関わって行きたい。

平成21年11月20日(金)  5階病棟担当(医療型療養病棟)

事例

重度の嚥下障害がある患者がスピーチカニューレに変更したところ、それまでほとんど反応しなかったのに「ご飯が食べたい」「トイレに行きたい」などの欲求を表出するようになったことで、スタッフからその欲求に応えたいとの思いが強くなり医師に相談。2.5ヶ月程経口摂取ができ、またリハビリに対しての意欲も出てきたがその後肺炎を発症した。今回のケア計画を振り返り再度「この人らしく生活が送れるようになるための援助方法を考えたい。

研修後の感想
今回の研修により摂食・嚥下プログラムの活用ができておらず、今後見直しをして現状に即したプログラム作成と患者さまの思いを尊重し、また、安全性も考慮した看護計画を患者さま・ご家族・医師を交えて考えて行きたい。
「その人らしく生活できる」を目標に今後も全員で取り組んでいきたい。


学会、研修会報告

第18回日本心血管インターベンション治療学会学術集会 CVIT:2009
日程:平成21年6月25日~27日 会場:札幌厚生年金会館
「CLIをきたした超高齢患者に対し、和温療法が著効した1事例」
坂 真砂子 上田恵子 長谷川めぐみ 松井幸子 樋木和子 玉 直人 池田正寿

CVIT:2009が札幌市で行われ、コメディカル一般演題に発表させていただきました。

鹿児島大学医学部教授 鄭 忠和教授が症例を重ねている和温療法が、2007年北陸で初めて当院に導入されました。和温療法とは遠赤外線乾式低温サウナを使用し、摂氏60度で15分間過ごし、その後暖めておいた毛布にくるまり、30分間保温しながらリラックスし発汗させます。そして最後に発汗で失った水分を補給して終了します。これを毎日一日に1回おこなう治療法です。

体温上昇に伴う末梢血管拡張効果により心臓に対する負荷が軽減して、慢性心不全に効果があり、また閉塞性動脈硬化症(ASO)にも有効とされています。

今回、高齢者の重症下肢虚血患者様に和温療法が著効した1例を報告しました。

今後もカテーテル治療など血行再建の補完治療としての和温療法の効果が期待されます。


第8回看護技術学会学術集会
日程:平成21年9月26日~27日 会場:旭川市大雪クリスタルホール・神楽市市民交流センター
「Two-Way Call 使用アセスメントに関する研究」
山下智子 宮下悦子 西島澄子 坪上茂子 樋木和子

私たちは、Two-Way Call (TWC)センサーの研究を行っています。

今回は事例セッションの形式による発表でした。転倒を予防するために活用しているTWC。しかし、問題は多いと感じています。転倒予防方法について色々な施設の方々と意見交換ができました。どこの施設に於いても様々な転倒予防用具を活用しているが同じ問題を抱えている現状であった。事例セッションの形式による発表はとても良い経験でした。

今後は明らかになった問題を解決するために更なる研究を進めていきたいと考えています。


第6回転倒予防医学研究会
日程:平成21年10月4日 会場:東京ニッショーホール
ワークショップ「転倒予防センサーの現状と予防の可能性」
山下 智子

座長

鈴木みずえ先生(浜松医科大学医学部看護学科 教授)
高杉紳一郎先生(九州大学病院リハビリテーション部 整形外科医師)

パネラー

田中幹也氏 (山口大学大学院 理工学研究科 教授)
杉谷裕代氏 (武蔵野赤十字病院 看護係長)
神野都志乃氏(国立長寿医療センター 医療安全管理者/看護師長)
宮崎正光氏 (介護付有料ホーム 理学療法士)

今回、転倒予防医学研究会 鈴木みずえ先生(浜松医科大学医学部看護学科)のご推薦でワークショップのパネラーとして参加いたしました

転倒予防について各々の取り組みと課題について発表、その後、意見交換を行い実際に転倒予防用具を使う現場の状況を色々な角度から考える必要があると感じました。


7.8(水)~10(金)わくワーク体験

わくワーク体験を終えて浅ノ川中学校の皆さんの感想です。

Aさん:両親が看護師で将来、看護師を志している。
Bさん:お母さんが看護師で将来、看護師を志している。
Cさん:お母さんが看護師で将来、看護師を志している。

3日間体験しての感想

コミュニケーションのとり方が難しかったけど慣れてきたら楽しかった。
看護師の仕事についてわかった。
最初は不安だったがお年寄りとのかかわりが楽しくなった。


8.8(土) ハートの日

院内でハートの日のイベントが行われました。医師による公開講座やカテーテル検査・治療の一般公開、検査部では動脈硬化検査・骨密度検査などが実施され、薬剤部はお薬の相談窓口を立ち上げ、栄養部はおからクッキーを焼きあげて来院者に提供してくれました。看護部としてはお茶会の開催、フットケアの実際、子供たちによる演奏会などのサポートを行いました。

お茶会では100名程がお茶菓子と抹茶を堪能し、浴衣姿の子供さんたちや当院のバイト学生がしっかりお茶の提供をしていました。フットケアでも事前予約にて15名ほど依頼があり一人ひとりに実践を交えケア方法をお伝えすることができ、また、バイオリン演奏では子供たちの迫力ある演奏に癒された人も多かったと思います。


10.29(木)医療安全推進委員会 5Sパトロール

当院の看護部医療安全推進委員会では、患者様の安全と働きやすい環境づくりのために「5S活動」を実施しています。

昨年は、手書きの表示を印刷したラベル表示に変更したり、ダンボ-ルで収納していた物品を院内統一の透明プラスチック容器に収納するように変更しました。

現在は、各部署と連携し、継続して行えているか院内の定期パトロールを行いチェックしています。今後は物品の整理だけではなく、「しつけ」を重点に置き、決められたことを徹底して守られるような風土作りを目指していくことが課題です。


12.16(水)感染委員による病棟巡回を実施しました

継続していくことで病棟環境は整理整頓され、ゴミの分別も正しく行われていました。
個人防護具使用についてはまだ十分といえない部分もあり、感染委員による病棟巡回を継続し、指導していきたいと思っています。


1.15(金)看護部新年会

今年初めての大雪で足元の悪い中を77名のスタッフが集結しました。樋木看護部長からは、昨年はチェンジの年で病院の名称変更・名村院長がCEO(最高経営責任者)、そして看護部長が副院長を兼任することになったと報告があり今年の抱負として「学ぶ姿勢を意識し、各々が考えて発言出来る事を望む」という要望がありました。

新年会はビンゴゲームで全員に景品が当たるように企画したので長丁場となりましたが最後まで盛況な会となり会場の退室時間を惜しみながらの解散となりました。

今年も皆さんが楽しい職場で日々働けるようがんばりましょう。

企画担当者:松井 幸子


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