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2008年度の取り組み

平成20年度看護部院内研修年間計画予定

平成20年度の看護部院内研修年間計画予定を作成しました。イメージをクリックすると拡大します。

平成20年度看護部院内研修年間計画予定 No.1(看護部全体研修、新人全体研修)

平成20年度看護部院内研修年間計画予定 No.2(看護副師長研修、看護補助者研修)


平成20年度の看護部総会とすずらんの会が開催されました

看護部174名中、委任状での提出55名及び当日出席者は71名により開催されました。最初に看護部長より平成19年度の総括と平成20年度の看護部の目標・方針について発表されました。

これだけの看護部所属者が集う事はない為、有意義な時間を送れたと思います。また、看護部の会としてすずらんの会があります。平成20年度を実りあるものとする為に、協力し合いまた刺激しあいながら看護部の発展に貢献できるよう頑張っていきたいと思います。


本年度の新人看護師紹介

2階病棟 寺下 麻由

集中治療室に配属されて早くも一ヵ月半たちますが、まだまだ緊張の毎日です。救急搬送されてくる患者様の多さに驚きを隠せず、はじめてみるME機器や電子カルテなど、まだ新しいことを覚えることに精一杯ですが、日々患者様や先輩ナースに多くのことを学ばせてもらっています。

まだ仕事も遅いですが患者様の命をあずかる者の一人として、自分の行動に責任を持ち接することができる様、そして患者様の出すサインを一早く気付くことができる看護師となれる様努力していきます。よろしくお願いします。


2階病棟 矢澤 硬太

この1ヶ月間、私はCCUで数多くの経験を積むことができました。初めは「この病棟に慣れていけるのだろうか」という不安な気持ちでいっぱいでしたが実際に働いていく中で徐々に病棟の雰囲気に慣れ、先輩方の心温まる指導のおかげで知識や技術の面に対して少しずつではありますが自信が持てるようになりました。

また患者様の急変時には迅速かつ正確な判断が問われるため、今後も多くの経験を積み重ね、質の高いケアを提供できる看護師を目指して頑張りたいと思います。


7階病棟 高橋 亜季

入社して2ヶ月が経ちますが、仕事はまだまだスムーズに行えず、スタッフの方々に迷惑かけていますが、「有難う」と言ってくれる患者様・やさしく一つ一つ教えてくれる先輩達がいて毎日、楽しく頑張っています。

早く一人前の看護師として働く事が出来る様、仕事・勉強・色々な研修に参加していきたいと思います。


8階病棟 慶祐 斐子

今回、金沢循環器病院に入社して、もうすぐ2ヶ月になります。入社したばかりの頃は循環器に関することは何も分からず、心電図もなぜ鳴っているかという状態でしたが同じ病棟のスタッフに教えてもらう事や、疑問に感じた事を調べることで少しずつではありますが循環器に関する知識が身についてきたように感じ、自分でもうれしく思います。

今後もしっかりと循環器に対しての知識を身に付けながら一人でも多くの患者様のお役に立てるようにしっかり頑張って行きたいと思います。


8階病棟 高崎 綾江

4月から循環器病院で働き緊張の連続で業務内容を覚え、先輩たちについていく事すら必死な毎日です。

まだ働き始めて2ヶ月ですが働くスタッフの一員である以上、より多くの専門知識や技術を身に付け、患者様との出会いを大切にし、少しでも患者様の心に寄り添えるような看護ができるよう一日一日頑張って行きたいと思います。


わくワーク体験

わくワーク体験に2校の学生さん達が参加されました。

7月1日~3日:森本中学校
7月9日~11日:浅ノ川中学校

2校から中学生の方が職場体験に来られました。患者様とのコミュニケーションや食事介助、環境整備、ベットメーキングなど様々な事を体験していただきました。

後日、お礼のお手紙をいただきましたので、ご紹介させていただきます。


学会・研究会報告

第34回 日本看護研究学会学術集会 「経腸栄養における新しい注入方法(低粘度半固形化栄養剤の自然滴下方法)を導入して」

日程:平成20年8月20日〜21日
会場:神戸ポートピアホテル 神戸国際会議場

5階病棟 地黄伸子 小松佳江 西島澄子

胃瘻患者における栄養投与は、液体投与が多く合併症対策のために近年半固形化栄養法が注目されています。これらは用手的加圧注入が必要であることから、看護師配置の少ない療養病棟においては一度に多人数に導入するには困難な現状があります。当病棟では、経腸栄養患者が多く入院されていることから、夜勤などの看護師が少ない時間帯においても半固形化栄養法での栄養注入ができないか検討してきました。

そこで、今回、当病棟独自の半固形化栄養剤の投与方法「自然滴下方法」を考案しました。そして、自然滴下方法による注入法の安全性(心負荷や消化器症状)や栄養状態、排便状態の変化などを観察・追跡調査し、その有用性について検討し良い結果が得られました。

今回、上記学会にその結果を発表することができました。学会では、貴重な御意見や質問を頂き有意義な機会となりました。5階病棟スタッフが、一丸となって取り組んだ研究結果を発表する事ができうれしく思います。私達はこれからも、患者様に最善の看護を提供できるように日々探求することを忘れずに努力していきたいと思います。


日本看護技術学会 第7回学術集会 「Two‐Way Call(TWC)活用のフローチャートの開発」(第1報)
                -ナースコールを押せない患者にTWCを活用した看護判断と活用方法-

日程:平成20年9月20日〜21日
会場:青森県立保健大学

5階病棟 山下智子 宮下悦子 西島澄子

Two‐Way Call(TWC)とは、通常のナースコールを2双に改良を行い、一方が通常のナースコール、もう一方がインターフォンボタンで、このインターフォンボタンに触れたり、押さえたりするとナースコールに連動する仕組みです。これは、看護師が考案し臨床工学技士が製作した転倒予防センサーです。転倒リスクが高く、行動予測が困難な患者様に抑制や行動制限を行わず、患者様の動作の「座る・掴まる・立つ」等の日常生活行動に合わせて設置することで転倒を予防します。

この研究については、

看護技術学会 第4回学術集会「常生活行動に合わせた転倒予防-臨床工学技士と連携で開発したTwo-Way Callの開発-」
看護技術学会 第5回学術集会「日常生活行動に合わせた転倒予防(第2報)-Two-Way Callを導入した病棟での使用実態-」
看護技術学会 第6回学術集会「転倒予防センサーTWC活用のフローチャート開発に向けて -フォーカスグループインタビューから-」

で発表しました。

今回の研究は、昨年の研究のフォーカスグループインタビューより、TWCを転倒予防以外の目的:伝達手段に活用し有効であったとの報告事例を分析し、看護判断・活用過程を明らかにした内容です。このことは、『TWC活用のためのフローチャート開発』において活用領域の拡大に繋がると考え、転倒予防から伝達手段まで広く活用ができることを確認し発表しました。
学会では、TWCの実際の使用方法や構造について、また患者様の反応についての質問が寄せられ、座長からは現場に即した研究であり、今後の継続を期待していますとの暖かい励ましのお言葉を頂きました。

今回の発表で、TWCのより効果的で適切な使用方法が展開できるためのフローチャート開発に向けて研究を進めて行く励みとなりました。今後も患者様に安全な看護が提供できるよう研究を続けていきたいと思います。


第22回 日本手術看護学会年次大会 に参加して

日程:平成20年10月10日〜11日
会場:アスティとくしま

荒木真由美、山岸弘美

今回、四国徳島で開催された第22回日本手術看護学会に参加させていただきました。

手術看護学会においても、やはり危機管理についての研究が多く、中でも災害看護における発表については大変考えさせられました。発表会場では、ポスターセッションということもあり、和き合い合いという雰囲気でディスカッションを行うことができました。

学会に参加し、場所は違えど日本全国のOPE室のNs達みな安全な医療を目指し努力していることが分かり、自分たちもますます頑張らなければと思いました。

PS.さぬきうどんおいしかったです(*^。^*)


第13回日本老年看護学会 学術集会 「療養病棟における経管栄養と排尿パターンの関連性を追及して」

日程:平成20年11月8日〜9日
会場:石川県立音楽堂

神田玲子 沢本久美 小田陽子 坪上茂子 樋木和子

当院は循環器疾患を中心として高度先進医療から老人医療を行う医療型療養病棟がありますが、当病棟において2006年7月の医療制度改革により医療区分Ⅱ-Ⅲの対象者で気管切開・胃瘻造設・オムツ使用患者が大半を占めるようになりました。

そこで先行研究「経口摂取患者において個別の排尿パターンを活用するオムツ交換方法」にて短時間での排尿パターンの把握と個別に沿ったオムツ交換方法のマニュアル化が可能となったことを踏まえ、今回は経管栄養患者の注入量と排尿パターンとの関連性を知り、よりスムーズな設定方法が出来ないかを検討する事を目的とし患者様の身体的・精神的苦痛の緩和につなげたいと考え研究を行いました。

研究方法と分析方法
3日間のおむつ交換時に毎回尿量を測定し3日間の測定値に違いがないかを確認し排尿パターン別に分類しました。次に濃厚流動食及び水分補給量のトータルでパターン分類し、注入時間・量と排尿量の類似を分析しました。

結果と考察・まとめ
3日間の排尿パターンでは、16時から5時の尿量が多い「夜間型」が1名、21時から5時までの尿量が多い「深夜型」が3名、1日の尿量に変化のない「平均型」が8名、午前中の尿量が少ない「午前休息型」が3名、4パターン以外の「その他」が5名であった。注入パターンにおいてもばらつきがありこのことから、注入時間・量が一定化されても排尿パターンとの関連性は見出されず、排泄ケアは個別性が重要視されることを再確認できました。

今後も患者様により良いケアを提供できるように研究を行っていきたいと思っています。


第73回日本循環器学会総会・学術集会 「~取り戻しましょう 快適な生活~心リハ専従看護師による術前訪問」

日程:平成21年3月20日〜22日
会場:大阪国際会議場

坂 真砂子 舟橋博美 上田恵子 長谷川めぐみ 松井幸子 樋木和子

2009年3月20日(金)第73回日本循環器学会学術集会が大阪中之島の国際会議場で行われました。コメディカルセッション一般演題:リハビリ部門で研究発表をさせていただきました。

当院では2006年より心大血管Ⅰの施設認定をうけ、専従看護師1名を含むスタッフで心リハを行っています。近年当院での心臓外科手術は増加傾向にあります。その全症例が、開心術後のプログラムによる運動処方により心リハが行われています。

開心術後における心リハの最終目的は「十分なQOLの確保」であり、術後の速やかな日常生活への復帰とその後の快適な生活を維持することです。手術前に術後の具体的内容の説明を行い、医療者と患者様の信頼関係を築いておくことで、不安が軽減され、スムーズにリハビリができるということがわかりました。今後も積極的に関わっていきたいと考えています。

今回の学術集会のテーマは「リスクに挑戦する循環器学―新たな展望と戦略―」でした。医療の高度な循環器診療の実践のために、私達コメディカルも重要な役割を担っているのだと認識できました。今後もさらなる包括的リハビリの実践のため努力していきます。

どうもありがとうございました。


5Sパトロール継続中です!

看護部医療安全推進委員会では、5Sパトロールを実施しています。 平成17年度から開始した院内パトロールですが、今年度は、チェック箇所と点検項目を見直し院内のパトロール箇所も増やし継続しています。 今年の4月から院内各部署に花が生けられるようになり明るくなりました。


感染巡回報告

9月17日に感染委員による病棟巡回を実施しました。

  • 感染委員による手洗い方法をチェックしています。マニュアル通りに手洗いができていました。

  • 感染委員によるオムツ交換方法がマニュアル通り出来ているかチェックしています。
    個人防護具を着用し、オムツ交換前の手洗いもできていました。


21年3月に感染委員による病棟巡回を実施しました。

  • 感染委員により手洗いが遵守されているか確認中。

  • 感染性医療廃棄BOXへの分別が不十分であったが、巡回による指導で一般ゴミ、感染性医療廃棄BOXの分別がしっかりできていました。


看護部長と新人看護師による懇親会

  • 平成21年3月19日に『八兆屋』にて行われました

  • 新人8名と看護部長との懇親会では最初緊張もありましたが、始まると美味しい食事とお酒を頂き、楽しい時間を一緒に過ごしてきました。


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