症例4:50才代女性 左乳癌術後、左腋窩リンパ節腫脹、肝転移、多発骨転移

●病歴
3年前に左乳癌にて手術。
左腋窩リンパ節の腫脹を指摘される。腫瘍マーカーの増加も認め左腋窩リンパ節への乳癌の転移、再発が考えられた。
左腋窩リンパ節以外の転移巣の有無について、全身の転移巣の検索目的で当院へ紹介、FDG-PET検査を施行。
左腋窩リンパ節転移以外に肝転移,多発骨転移がFDG-PET検査で検出された。
●画像所見
FDG-PET検査(左列および中央):左腋窩リンパ節転移、肝転移、多発骨転移を認める。
#1:左腋窩リンパ節に高度集積を認め転移リンパ節と考えられる。
#2:肝臓にも結節状の高度集積を認め肝転移の所見である。
胸骨や脊椎(頚椎、胸椎、腰椎、仙椎)、両側の肋骨、両側の骨盤骨と全身の多数の骨に高度集積を認め多発骨転移の所見である。
Fusion画像(PETとCTの重ね合わせ画像,右列):左腋窩リンパ節転移、肝転移。
#1:腫大したリンパ節に高度集積を認め転移リンパ節の所見である。
#2:CTのみでは不明瞭な肝転移の部位が明瞭に指摘できる。
●経過
化学療法にて治療。
化学療法後

●病歴
症例4について化学療法後、転移巣の残存がないか確認のため当院へ紹介、FDG-PET検査を施行。
転移巣の残存が無いことがFDG-PET検査で確認された。
●画像所見
FDG-PET検査(化学療法前):左腋窩リンパ節転移、肝転移、多発骨転移を認める。
FDG-PET検査(化学療法後):転移巣に認めた高度集積は消失し、生理的集積のみ認める。
●経過
外来にて経過観察。
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