副院長 兼 看護部長 樋木 和子
昨年の東日本大震災で、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
東日本大震災後、人と人とのつながり【絆】が求められ、他人を敬う心がどれほど重要であるかが問われた一年であったと思います。
先日、【医療維新】に掲載されていたコラムで当院看護部の新年会で活用させていただいた言葉をご紹介します。
毎日新聞社 1月11日(水)配信 岡本佐和子さんの診察室のワルツ/16 退室前の魔法の言葉という題名で、その魔法に惹き付けられるように読んでいました。
「掃除や事務の担当者、病院長まで、病院の誰もが病室での用事が終わって退室するとき、『他に私が今できることはありますか?』と患者さまに声をかけてみてください。」という内容でした。そうすることによって患者さまは自分から言い出しにくかった用事を気軽に頼んだり、些細に考えていた自分の症状を医療者に伝えることができるかもしれません。
また、その魔法の一言がないと、患者が無理して動こうとして転倒転落したり、点滴が痛いのを我慢して薬液が漏れて腫れたりなど危険なケースとなる場合もあります。この先回りの看護ができるかどうかで患者の療養環境はぐーーんと変わってくると思います。先回りの看護ができるとは気配りができる、気遣いができる、気が利くナースというのであろうと思います。
気配り、気遣い、気が利くの意味は【あれこれ気を使うこと、手抜かりないように注意すること、よく心が行き届く、粋である、思いやり】となっていました。
昨年の看護部の目標はおもてなしの心をもって人と接するでした。
そのおもてなしの根幹は気配り、気遣い、気が利くであると考えます。気配り、気遣い、気が利くの意味のなかで粋であるという言葉が一番新鮮で今までに無い看護師像だなとちょっと気に入っています。
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