院外処方せんの使用期間は、交付日を含め4日以内です。期限までに必ず保険薬局に持参しましょう。

かかりつけ薬局という言葉を聞いたことがあるでしょうか？
お薬を調剤してもらい、気軽に相談できる薬局を、「かかりつけ薬局」として1店決めておきましょう。薬歴管理によりお薬の量や飲み合わせなどの確認ができ、お薬をより確実に安全に使用することが可能です。　特に、当院の他にもいくつかの病院に通院している方は、お薬の重複を確認するためにも、かかりつけ薬局を決め、同じ薬局でお薬を管理することが大切です。

かかりつけ薬局を作るのが難しい場合や、お薬を病院で直接もらっているという患者さまは、おくすり手帳を活用しましょう。おくすり手帳があれば、複数の病院でお薬をもらっていても、どこの薬局でも内容の確認ができますし、診察時に医師が他の病院のお薬の内容を確認することも可能です。
病院で直接お薬をもらっていて手帳のシールがもらえないという場合は、直接手帳に書き込んでもらえますので、病院で申し出て下さい。
また、おくすり手帳があれば、災害時や緊急時などにすぐにお薬の内容を確認することができるため、迅速にお薬を交付してもらうこともできます。

ジェネリック薬品とは、先発医薬品の特許満了時に、治療学的に同等であるものとして製造販売が承認された医薬品です。先発医薬品に比べ研究開発期間が短く、これにかかるコストを安く抑えられるため、お薬の価格も先発医薬品の２～7割に抑えることが可能です。患者さまのお薬代負担が減ることはもちろん、医療保険財政の改善にもつながるため将来にわたり医療の質と国民皆保険制度の維持に貢献できます。日本でも徐々に認知され普及してきていますが、世界の使用率に比べるとまだまだ低いのが現状です。
ジェネリック医薬品に変更できないお薬(発売されて間もなく特許が切れていない、効能効果が新たに追加された、ジェネリック医薬品が販売されていない等)や、価格差の少ないお薬もありますので、希望される方は、かかりつけの医師・薬剤師へ一度ご相談ください。