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新着情報

心不全多職種オープンカンファレンス

心不全多職種オープンカンファレンス参加のご案内

謹啓 厳寒の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、高齢化社会の進行に伴い日本では今後「心不全」患者が急激に増加すると言われています。この「心不全パンデミック」は一医療機関の取り組みで解決できる問題ではなく、地域全体で医療介護が一体となって包括的に取り組む必要があり、医師、看護師のみならず薬剤師、検査技師、臨床工学技士、栄養士、理学療法士、社会福祉士そして介護職など様々な職種が協調して心不全に対し介入してゆかなければなりません。

心不全に対する理解を深め、自分たちがどのように関わってゆけばよいのか、レクチャーや事例検討を通じて学びあう機会とし当院では昨年12月より院内多職種が参加する「心不全多職種カンファレンス」を立ち上げました。今回からはこの「心不全多職種カンファレンス」をさらに他施設、多職種に広げ「心不全多職種オープンカンファレンス」として定期開催してゆくことにしました。

今回はこの「心不全多職種オープンカンファレンス」第1回目を記念して特別講演を企画し、東京都内で慢性心不全の在宅治療・ケアについて積極的に取り組んでいらっしゃる「ゆみのハートクリニック」院長の弓野大先生をお招きしました。在宅訪問診療に携わっているクリニックの先生方をはじめ、医療介護施設のさまざまな職種の方々の参加をお待ちいたしております

併せて、心不全治療やケア上の問題点を討論できるような症例がございましたらご提示いただきたく、事前にご一報いただけましたら幸甚です(心臓血管センター 金沢循環器病院 名村正伸 namura@kanazawa-heart.or.jp もしくは大塚製薬株式会社 京都支店 金沢出張所 医薬情報担当者 山田貴浩 yamadata@otsuka.jp まで)。

謹白

心臓血管センター金沢循環器病院
名村正伸

開催概要

心不全多職種オープンカンファレンス

講師のご紹介

弓野大(ゆみのだい)医師
ゆみのハートクリニック院長

順天堂大学医学部卒業。東京女子医科大学病院循環器内科入局。
医師になった当初から、心臓疾患が進行した状態でおこる心不全の在宅での付加的治療・ケアの必要性を考える。

2006年、カナダ・トロント大学の客員研究員として「心不全と睡眠時無呼吸症」の研究を重ねる。
2008年には、アメリカ心臓病学会若手研究者賞を受賞。帰国後、東京女子医科大学病院心臓病センター循環器内科に所属し、心不全患者を主とした治療・ケアを行う。
2012年9月に「ゆみのハートクリニック」を開院。高血圧・心臓疾患、睡眠時無呼吸症、慢性心不全の在宅ケアについて、積極的に取り組んでいる。

所属学会:日本循環器学会/ 日本心臓病学会/ 日本心不全学会/ 日本睡眠学会/ 日本在宅医学会/ 日本内科学会