経皮的冠動脈形成術
PCI(Percutaneous Coronary Intervention)
動脈硬化で狭窄あるいは閉塞している心臓の血管(冠状動脈)を、体外から挿入したカテーテルを使用して開大する治療法で、一般に「PCI(Percutaneous Coronary Intervention)もしくはPTCA(Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty)」と呼んでいます。
バルーン(風船)を用いて開大する方法、ステント(金属製のコイル)を血管内に植え込む方法、高速回転式のドリルを使って血管内を掃除したりする方法などがあります。
具体的には |
通常の冠動脈形成術は、1泊2日または2泊3日で行われます。カテーテルを挿入する動脈は、通常は右あるいは左の手首の血管(橈骨動脈)ですが、複雑な手技を要する場合には、太ももの付け根の動脈(大腿動脈)を使うこともあります。 |
実際の冠動脈形成術の手順
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バルーン
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ステント
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バルーンとステントによる治療例(冠動脈造影)
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ロータブレーター
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高速回転式ドリルといっても、カテーテルを通して血管の中を通るくらいの非常に小さなミニ・ドリルです。これはロータブレーター(Rotablator.....登録商標)と呼ばれる新しい治療手段です。 |
ロータブレーターによる治療例(冠動脈造影)
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薬剤溶出性ステント
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バルーンによる治療にしてもステントによる治療にしても、体に負担をかけることなく比較的簡単に治療が行える点が長所ですが、残念ながら数ヵ月後に再び冠動脈の同じ場所が狭くなる再狭窄が少なからずあるという点が欠点でした。この再狭窄という現象は動脈硬化が同じ場所に再び起こって生じるのではなく、拡げた同じ場所で新たな血管内膜が血管内で増殖してくるために生じるものです。 |
危険性は? |
開胸手術によらない非常に有効な治療法ですが、万能ではありません。病変部があまりに硬かったり、冠状動脈の屈曲蛇行が著しかったりするとバルーンやステントが病変部を通過せず不成功となる場合があります。 |
退院後は? |
退院後は引き続き内服療法を続けてもらい、3~6ヶ月後に、PCIを行った部分が再び狭窄をきたしていないか、再度心臓カテーテル検査を行います。 |
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