末梢動脈系疾患
閉塞性動脈硬化症
■閉塞性の末梢動脈疾患とは、動脈硬化によって動脈内腔が狭くなったり、あるいは詰まったりして循環障害を起こす病気です。年齢と共に増えていき、70歳以上の人は15-20%がこの病気にかかっていると思われます。この病気は特に喫煙習慣のある人、糖尿病の患者に多くみられます。また、高血圧、高コレステロール血症、肥満、運動不足などもこの病気を悪化させる要因となります。
症状 |
閉塞性動脈疾患のうち、一番多い下肢動脈閉塞の初発症状は、下肢の冷感をともなう歩行時の筋肉の張り・痛みです(ふくらはぎに多い)。この痛みは休むとすぐに軽減します(間欠性跛行といいます)。病気が進行すると、歩くことのできる距離がだんだん短くなっていき、安静時でも痛みが起こってくるようになります。放置すると、最終的には潰瘍、壊疽、感染を起こし、救命のために下肢切断を余儀なくされることもあります。 |
治療 |
治療方法は、重症度により、大きく3つに分かれます。保存療法(薬物療法、運動療法、食事療法)、血管内カテーテル療法(血管形成術)そして、全身麻酔にて行う手術療法(血栓除去術、バイパス術)です。治療方法を決めるには、まずはきちっと重症度を評価することが大切です。その上でQOL(生活の質)を考慮し、また個々人の生活状況をご相談頂いた上で治療方針を決めております。 |
最後に |
閉塞性動脈疾患の再発を防ぐためには、動脈硬化の原因となる高血圧・糖尿病・高脂血症等の治療を継続し、適度な運動や禁煙を行うことが大切です。また抗血栓薬等の内服治療も病気の再発予防に有効で、定期的に当科または近医への外来通院が必要です。 |
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