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わたしたちの取り組み

2020年の取り組み

7月

7.31(金) 「植込み型心電図デバイス(ICM)」に関するセミナー開催

当院では、7月31日(金)に、グループ病院の浅ノ川総合病院と金沢脳神経外科病院をWebで繋ぎ、「植込み型心電図デバイス(ICM)」に関するセミナーを開催しました。

意識消失発作あるいは脳梗塞を発症した際には、患者さまは脳神経内科あるいは脳神経外科を受診することになります。しかし、心臓の不整脈が原因である場合があります。

病院受診時の心電図記録で原因となる不整脈が確認できれば良いのですが、一時的な不整脈が原因の場合には確認が困難となります。このような不整脈を確認する方法として、 「植込み型心電図デバイス(ICM)」があります。

ICMは低侵襲で長期間の心臓モニタリングが可能であり、失神や脳梗塞が心臓に起因するかどうかを判断することに役立ちます。グループ内病院で症例対応の多い当院がプレゼンターとなり、 臨床工学技士(山本技士長)が「ICMの概要と管理について」と題して解説を行った後、当院の循環器内科医(役田医師)が「ICMの適応と症例報告」と題した講演を行いました。

心臓の不整脈を原因とする失神や脳梗塞の診断・治療・経過観察には各病院間の連携が重要であると考えられます。

当日は、3病院の臨床工学技士や医師のみならず、グループ内病院・施設の多職種の職員が参加しました。

今回のセミナーは、新型コロナウイルス感染症への予防対策から、Webを活用して行いました。「新しい生活様式」への対応が求められ、さまざまな活動が制約される中にあっても、グループ内病院がそれぞれの施設で行っている検査・治療法に関する情報を共有しながら、各施設の特徴や強みを理解し、連携を一層深めていくことは、当院を始め、グループ内の病院・施設を受診・利用される患者さまに最適な医療を提供させて頂く上で、非常に重要であると考えています。

もとより、当院では、グループ内のみならず、地域の医療機関の方々ともさまざまな連携を行っています。今後も、グループ内連携や地域医療連携に取り組みながら、病院理念である「患者さまに寄り添った医療の提供」に努めて参ります。


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